演出は神である!

劇団十夢の演出です。
芝居を作る上での苦労話や映画・演劇を観た感想などを独断と偏見にまみれて書いていこうと思います。
(映画は★10点満点で採点してます)
どなた様もお気軽にコメントください。

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2009.02.07 Saturday

ハンコック

神の採点:★★★


観終わって最初の感想が、



「ん?何だこれ?」(ー.ー")


である。

本当に「何だこれ?」なんである。
この映画の脚本は2人で書いたのか?
しかも、前半と後半に役割分担して。
そうでないとしたら、なぜ、この脚本で映画を作ろうと思ったのだろう?

分からん。

前半は良いと思いますよ。
映画の宣伝でも言ってましたが、
「駄目ヒーローが英雄になるまでの物語」通りの内容でしたから。

嫌われ者のハンコック。
人助けをしてもやり過ぎてしまうハンコック。
誰からも認められないハンコック。

うん。

正しく「こーゆー出だしだと思ってました」的な安心して見ていられるストーリーです。
やさぐれているヒーローが徐々に心を開いていく。
こうなると、考えられるパターンは2つです。

/瓦魍いていく段階がいくつかあり、最後の最後で自分の存在を肯定し、誰もが認める英雄となるパターン。

一度は心を開き英雄となるが、助けようと思った人(大抵は子供か?)を不可抗力で傷つけてしまい悩むが、試練を乗り越え、最後に再び英雄となるパターン。


ね?

このどちらかだと思うでしょ?



普通はね。┐( ̄ー ̄)┌ 



いやー、ハンコック。

一筋縄ではいきません。
はい。
確かに中盤、悪者を倒し、英雄として扱われます。
本当に中盤くらいです。

そして、それが終わったらヒーローとかそんなの全然関係なくなります。



はぁ?(_´Д`)


これ、ヒーローものの話でしょ?

それを、



元カノとの痴話喧嘩で再び町、破壊!



ビル、


車、


道路、


壊し放題です。



コラッ!おっさん、何しとんねん!!(`m´#)


中盤以降ラストまでの内容で、ハンコックが成長した意味は



一切ありません。


あのね、こんな余計な「ドンデン返し」いらないの。
もっと普通にヒーローものを楽しみたいの。
起承転結は流れがあるから成立するんであって、起・承と転・結のネタが全然違ったら前半は何だったの?って話になるでしょ。

最近のハリウッド映画は本当にこの辺が雑です。
日本において洋画の興行収入が邦画の興行収入を下回った理由が分かりますよね。
どんなに金を使っても、良い役者を使っても、


つまらんモノはつまらん!


なわけです。

何よりこの映画が一番つまらない理由、分かります?

それは、



強い悪者がいない



ということです。

超人的な力を持つのはハンコックともう一人だけです。
そのもう一人も味方っちゃ味方だし・・・。
(一番ハンコックにダメージ与えたのこの人かもだけど)

ヒーローは対等の力を持つ悪者がいてこそヒーロー足り得るのです。
思わせぶりな3人が出てきますが、思いっきり普通の人だし。。。。


ニューヒーローの映画を作り出したかったら作り直すことをオススメします。
音楽も全然イケてないし。


ハリウッド!しっかりせい!!!


一番気になったのは終盤に差し掛かる辺りに出てきた


超ご都合主義の設定


ですかね。

「ハンコックともう一人の超人は近くにいればいるほど普通の人になってしまう」

という設定がいきなり出てきます。
前にも書きましたが、散々取っ組みあって、車を壊し、ビルを破壊し、道路を抉ります。
その距離ゼロセンチです。
取っ組み合いですからね。
超近距離です。

その取っ組み合いが終わって、数キロ離れた瞬間、その設定は突然、発動します。
ハンコックはいきなり普通の人と同等になって撃たれてしまいます。


あのな、



ええ加減にせいよ!?( ̄△ ̄#)


ギャクか?ギャグなのか!?
笑わせようとしてるのか!?


もう一度言う、



ハリウッド!しっかりせい!!!


ハンコック
時間:102分
監督:ピーター・バーグ
出演:ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン

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