演出は神である!

劇団十夢の演出です。
芝居を作る上での苦労話や映画・演劇を観た感想などを独断と偏見にまみれて書いていこうと思います。
(映画は★10点満点で採点してます)
どなた様もお気軽にコメントください。

<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 2010/02/24 練習 | TOP | 御法度 >>

2010.03.16 Tuesday

ハプニング

神の採点:★★★


久しぶりの更新です。
本当に久しぶり。
どのくらい久しぶりかというと、しさしぶりなくらい久しぶりなのです。

で、
久しぶりの更新が「これ」

相変わらずのセンスです。(笑)


でもね、星の数のわりに楽しめた映画です。
この作品についてオイラのこの評価を話すと、オイラを知っている人は意外そうな顔をします。

「この作品が楽しめただと!?」という顔です。

知人・友人の評価はあまり高くないようです。
ま、実際オイラの評価も星3つですから高くは無いのですけど、「楽しめた」のです。

何が楽しかったのか?

それは一つしかありません。

 


設定

 


これだけです。


設定が楽しかった。

ある日突然人々が自殺していく。
原因は不明です。感染経路・方法も不明。(そもそも”感染”という言葉が適切なのかも不明)
作中に仮説はありますがあくまで仮説。
実際たてた仮説とは違った現象が起こっています。

この「不明」は最後まで不明。


っていうか、多分、


いや、多分だけど、

 

シャラマンも

 

 

考えてないと思う。 ( ̄(エ) ̄)

 

 


そりゃそうだ。
考える必要ないもん。
これはそういう映画じゃありません。
投げっぱなしを前提にした映画です。

大抵の映画は「ハプニング」が起きればそれを主人公たちが解決しますよね?
原因を突き止め、排除し、平和を取り戻す・・・。
この映画は、「そういったことが出来なかったけど生き残ることが出来た脇役」が主人公の映画です。

何も出来なかったけど、ただ生き残れた。

それだけの映画です。

でも、それが面白い。

等身大の自分を見ているようですからね。

って、生き残れる側になれるかは分からんが・・・。


例えば、地下鉄サリン事件。
映画であれば犯人を探し出し、制裁を下すというストーリーが成立するだろう。
でも、現実にそんなことは不可能だし、すべきではないと思う。
ただ生き残ることを最優先に考え、生き残ることが出来れば平和に暮らすべきだ。
それが現実であり、正しい答えなのだと思います。
(この事件はオイラの知り合いも被害者であり、今でも地下鉄に乗るのが怖いと言っています。)

オイラがこの映画を面白いと感じたのは主人公達が「何も出来ず、生き残った」という設定なのです。
いわゆる「映画」を期待して観たら不満に思うでしょうね。


ただ、その設定を面白いと感じただけにストーリーの酷さが残念でならない。
作品中の仮説はあくまで仮説なので、その仮説と違うことが起きても全然構わないのだが、それでも”ご都合主義”といわざるを得ないような展開は見てて正直辛い。
もう少しストーリーに深みがあればいいのになぁ。
特に後半。

あのイカれたおばさんの存在は何?

 


いる?あのくだり。 ( ̄ロ ̄;)

 


見る人が見たら「このおばさんが黒幕か!」って思っちゃうよ。
死んだけど。

とにかくこの監督の作品は「もうちょっとストーリー練ろうよ」と思うことが多い。
6センスの驚きなんてもう要りません。
本筋が面白ければドンデン返しなんか無くたって満足するモンです。


この監督についてもうひとつ言わせてもらうと、
この監督、スケールの大きな話はあまり撮らない方がいいんじゃないだろうか?
世界規模とか、アメリカ全土とかは無理だと思う。
手法として具体的な小を見せることにより大を想像させようとしてるようだが、どうもその見せ方がピンと来ない。
スケール感が無いのですよ。

地方レベルも無理。
県レベルも無理。
もうちょっと小さいレベル。

 


千葉県船橋市

 


くらいの規模の映画なら面白い作品作れると思う。

それこそ個人の家だけで完結するような話なら尚OK。
(「サイン」は違います。話はほぼ個人の家で進行しますが、ネタが宇宙人の到来という世界規模だからね。そういう意味でなくネタ自体が小さいもの。)

決して嫌いな監督じゃないです。
シャラマンが作り出す「らしい」世界観はオイラは意外と好きです。

それだけに、ちょっと不満。


ハプニング
時間:91分
出演:マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル
監督:M・ナイト・シャマラン


コメント

コメントする









この記事のトラックバックURL

トラックバック機能は終了しました。

トラックバック

▲top