演出は神である!

劇団十夢の演出です。
芝居を作る上での苦労話や映画・演劇を観た感想などを独断と偏見にまみれて書いていこうと思います。
(映画は★10点満点で採点してます)
どなた様もお気軽にコメントください。

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2011.01.30 Sunday

ランボー 最後の戦場

JUGEMテーマ:映画



神の採点:★★★


久し振りの映画の更新がこのタイトル。
うむ。相変わらずギリギリのセンスですな。(笑)

 

この映画はかつてない衝撃と失笑をもたらした映画です。

いえ、内容ではなく、尺に対してですけど。

 

この映画、とてつもなくテンポ良くストーリーが進むので、オープニングからラストまで80分くらいです。

うん。

丁度80分。

内容の薄さに放心状態のオイラをよそにスタッフロールが。

遠のくランボーの画から徐々に暗転。
沢山の人名が次々と。

映画の全編を思い出しながら何となくスタッフロールを眺めていました。

 

しかし、

 


お、

 

 

 

終わらん! ( ̄Д ̄;)

 

 

スタッフロールが全然終わりません。

何だこれ?

ロールは下から上へ流れているので、DVDが止まっている訳ではなさそうです。
試しに「早送り」を押してみましたが、それでも終わらない。
再生時間を表示するカウンターの数字が増えていくばかりです。

早送りを押し続けて十数秒。
ようやくスタッフロールが終了しました。
その時の再生時間は合計約90分。

 


と、いうことは、ですよ?

 

スタッフロールだけで10分使ってるってことです。

 


本編80分に対して、

 


スタッフロール10分!

 

 

 

はぁ!? (°◇°;)

 

 


でしょ?

 

びっくりしましたよ。
映画はあっという間に終わったのに、スタッフロールが終わらない。

 

そんな映画今まで見たことありませんでしたからね。

「この映画に携わった全ての人を知ってほしい」という熱意の表れなのか、

「うお!?使えるとこ編集したらスゲー短い映画になっちまった!どうすっかなぁ・・・。あ、そうだ。スタッフロールで時間稼ぎするべ。」という、短絡的思考からやっちまった確信犯なのかは分かりませんがね。

思わずいろんな映画のスタッフロールタイムを調べようかと思いましたよ。

上映時間が超長い「ロード・オブ・ザ・リング」は、スタッフロール何分なんだろう?

誰かわかる人がいたら教えて下さい。

ま、しかし、この映画の凄いトコロは、スタッフロールなんかじゃありません。


中身が凄いんです。

 


物語の構成そのものは別に問題ありません。
題材が題材なだけに「意外なラスト」も「どんでん返し」も必要ありませんからね。

むしろ王道ストーリーの方が楽しめるというものです。

オイラが「凄いな」と思ったのは、動機についてです。

 

 

特にランボーの。 ( ̄△ ̄;)

 

 

確かに話を進める為にはボランティア団体を現地へ案内しなければ始まらないんですが、

にしてもあの流れはどうよ?と思うのです。


ランボーはタイ北部で見世物用の蛇を捕まえたり、舟の船頭をしたりして生計をたてています。
信じられる人が一人もいないランボーは故郷を捨て、極力人との関わりを避けているようです。
隣国ミャンマーでは少数民族が虐待を受けていました。
ある日、ボランティア団体がやって来て、ランボーにミャンマーまでの道案内を依頼します。

最初、ランボーは断ります。
そりゃそうです。
「関わりたくない」のですから。
人という生き物に絶望しているのかもしれません。
一切聞く耳持たずに断ります。

その夜のこと、ボランティア団体の一人、サラから再度説得を受けます。

 

 


このくだりが凄い。 (_´ω`)

 

 

 

何か心に残る言葉でもあればまだ納得できるんですけどね。
特別な言葉はありません。

ランボー程の人間に突き刺さるような言葉は無いように思えます。

 

でも、


 

次の日、ランボーは動きます。

 

 


オイオイ!あんなもんで心動いちゃうのかよ!

これで動いたら映画版「エヴァ○ゲリオン」の碇君の動機と似たようなもんじゃないか?

 

 


かまって欲しかったのかランボー・・・・。

 

 


その後のストーリーはオイラ的には「まぁ無難な出来」だと思います。
ランボーに味方がいることや、
スタローンが肉体を見せない事などに突っ込むのは野暮というものです。


と、まぁここまで貶しておきながら、評価している部分もあります。
スタローンは本作品で「現実を描きたかった」と言っています。

「ランボーのヒーロー性を排除し、現実の悲惨さを訴えたかった」と。

 

じゃあ、

 

 

ランボーじゃなくてもいいじゃん。

 

 

なんてこと言わないようにね。

やっぱりブランドがあるからこそ集客があるのですから。

 

で、

 

この映画で話題になるのが「残酷描写」なのですが、あれは決してオーバーな表現などではなく「実際にありうる描写」なのだそうです。
この描写を実現させる為に多くの人の協力が必要だったのでしょう。
スタッフロールの長さはこれが原因だと思われます。

 


この映画は評価を低くする人が結構多いと思います。

初めてランボーを見る人は描写が残酷なので引く人が多いでしょうし、

ランボーファンは望んでいたモノとの差で残念でしょうし。
(ランボーはやはり孤軍奮闘し、知恵と肉体で現状を打開してほしいと願っていたでしょうから。)


まぁ短い映画ですから一度は見てみてもいいかもしれません。
残酷描写を覚悟すること。
スタッフロールは早送りすること。
注意点は以上2点。

 

最後に、

ランボーがボランティア団体に協力するようになった動機を説明できる人がいましたら是非。

ランボー 最後の戦場
時間:91分
出演: シルベスター・スタローン、ジュリー・ベンツ
監督: シルベスター・スタローン


コメント

ブログが更新されてなくてさみちいの。
2011/03/06 4:52 PM by 彰彦さん
>彰彦さん

いつも書き込み有難う。
更新頑張ります。

ただ、

君が遊びに来てくれなくてさみちいの。
2011/03/07 11:22 AM by 演出

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