演出は神である!

劇団十夢の演出です。
芝居を作る上での苦労話や映画・演劇を観た感想などを独断と偏見にまみれて書いていこうと思います。
(映画は★10点満点で採点してます)
どなた様もお気軽にコメントください。

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2017.03.22 Wednesday

2017/03/15 練習

 

 

ども、演出です。

最近は「忙殺」という言葉を体で体験し、本当に死にそうになってるオイラです。

ですが、忙しいということは有り難いことで、それによる対価を頂き、生活が出来る。

生きていける。

本当に有り難いことです。

 

が、

 

そうやって苦労したお金だからこそ、意味の無いこと、余計なこと、くだらないことにお金を使いたくはありません。

それは演劇のチケットも同じこと・・・。

実現できるかどうかは分かりませんが、十夢の有料公演ではそのことを踏まえた上で挑戦したいと思う今日この頃です。

さて、オイラは今、電車の移動中にこのブログを書いております。

本来、移動時間はオイラにとって貴重な「台詞覚えの時間」です。

どんなに忙しくても、作業が立て込んでても、移動中は必ず台詞覚えに時間を当てています。(じゃないと時間が取れないのでね)

ですが、

現在、月光で抱えている問題を解説すべく、ブログの更新に時間を費やすことにしました。

解決、ではありません。

 

解説、です。

 

「解決」は結局役者自身が実行するかどうかですからね。

オイラの言葉を「正しく理解して」頑張って欲しいものです。

んで、月光で抱えている問題と言いましたが、実は新作でも同じような問題が発生しておりまして、

それは、

ひょっとしたら今現在役者をやっている人で、同じような悩みや問題を抱えている人もいるかもしれないと思い、ブログの記事として発信することにしました。

そして、お話しする前に、いつも通りの前置きを。

これはあくまで十夢の・・・演出であるオイラの個人的な考えです。

人によっては否定的な考え方をする人もいるかもしれませんし、当たり前すぎて「何を今さら」と思うかもしれません。

十夢の役者以外の方は、情報は取捨選択して下さいね。


で、

 

この間、久し振りに月光の練習を見ました。

 

あまちゃんが少しずつ台詞が入ってきたので、流れは出来てきたと思います。

 

流れは出来てきたのですが、

 

が、

 

ですが、

 

 

 


何か感じる違和感(汗)


(´・ω・`)

 

 

 

何だろう?

 

掛け合いは出来てるのに、違和感が拭えず、会話が成立してないのです。

伝わるもの、感じるものが何もないこの感じ・・・。

何度か同じシーンをやってもらいましたが、やっぱり見ててツマらない。

台詞はポンポン出ているのに、です。

テンポはいいのですが、逆にそのテンポの良さが違和感を増幅させているようです。

他の人のシーンも見てみましたが、やはり違和感があるのは変わらず。

オイラはずっとその原因を考え、見付けようと何度も同じシーンを繰り返してもらいました。

 

そして、ふと、

 

気付いたのです。

役者の演技の質が二分化していることに。

 

二分化しているのは、

 

「あまちゃんと他の役者陣」で、

 

芝居を成立させようとしている意識があるかどうか、が大きなポイントでした。

既存のメインキャストはもう月光を一年以上練習してますからね。

どうしても「慣れ」というのは出てきます。

慣れ、はとても大切なことですが、意識を離してしまうと途端に毒になってしまいます。

 

一言で言ってしまえば、

 

 

 

心が動いていない芝居

 

 

 

をしてしまうのです。

 

それは、

 

大きな声を出さないことよりも、

 

テンションを上げないことよりも、

 

台詞や動きを間違えることよりも、

 

してはいけない事です。


いつも新鮮に心を動かすのはとても大変なことです。

オートでそれが出来るようになるにはある程度の訓練が必要でしょうね。

ですから、お芝居はとても矛盾したものだと思っています。

ある意味、「慣れる為」に反復練習をして、でも、「慣れてはダメ」なのですから。

でも、まぁ、冷静に考えれば当たり前のことです。

役者にとっては数十回目の出来事でも、役にとっては初めての出来事なのですから。

「新鮮に心を動かすこと」というのは、とても大変で、とても大切な事なのです。


本番まで残り一ヶ月。

 

今、現時点で「本当にヤバイ」のは、新たに参加したあまちゃんではありません。

 

むしろ、

 

12月にも本番をやった既存のメインキャストです。

 

頑張っていない訳ではありません。本人達の中ではきっと「頑張って」いることでしょう。

ですが、演出として見ていて、出来ていないものを「頑張っているから」といって認める訳にはいきません。

既存のメインキャストにまず認識してもらいたいのは、12月の本番よりクオリティが下がっていること。

そして、持ってもらいたいのは、本番までに間に合わないかもしれない「危機感」です。

本当に一分一秒を大切にしないと間に合いません。

もう一度台本を読み直しましょう。

その役をどう表現するか考えましょう。

 

新鮮に。

 

真剣に。

 

自分自身のプライドにかけて。

 

 


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