演出は神である!

劇団十夢の演出です。
芝居を作る上での苦労話や映画・演劇を観た感想などを独断と偏見にまみれて書いていこうと思います。
(映画は★10点満点で採点してます)
どなた様もお気軽にコメントください。

<< July 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 2008/01/09 練習 | TOP | 2008/01/16 練習 >>

2008.01.15 Tuesday

アイ・アム・レジェンド

神の採点:★★★★★

■ご注意!
下記文章内においてストーリーの核心部分のネタバレがあります。

昨年末から結構話題でしたよね。
オイラも気にはなってました。
年末から年始にかけては鬼のような仕事量だったので全然時間がありませんでしたが、ようやく時間が空いたので見に行きました。

結論から言うと、面白かったですよ。
ただ、その前に劇場で見たのが「パーフェクト・ストレンジャー」だったので、余計に面白く感じたのかもしれませんが・・・・。

で、
どこが面白かったかというと、前半から中盤にかけてです。
正直言うと、見れたのはそこまでですね。
中盤以降、ラストまではまるで別の映画です。

出だし、ウィル・スミスと犬が廃墟の町を探索するのですが、何ともいえない状況です。
車が道の真ん中に止めてあり、パニックの後を想像させます。
アスファルトからは雑草が生え、野生動物が辺りをうろつきます。
人は一人もいません。



絶望的な風景です。((( T_T)


正に「地球最後の男」という言葉がピッタリでした。
この映像はGoodです。
そしてシーンは進み、夜のシーンになります。

ウィル・スミスの顔から余裕が消えます。
何かに怯えたような表情になるのです。
その怯えている対象が悲劇の正体なのですが、ここではその正体は不明のままです。

観客は単純に「夜が怖い」もしくは、「暗闇が怖い」という情報を得るだけです。

そして夜が開け、犬と一緒にレンタルCDショップへ行きます。
そこにはウィル・スミスが自分で配置したマネキンが数体待っています。
同じお店を利用している馴染みの客、美人であこがれのマドンナ役のマネキン、そして、店員のマネキン、などです。

そうでもしなければ、やってられない現実を見せているわけです。
人ではないが、リアクションの返って来る犬と、リアクションは無いが人の形をしているマネキン、があってやっと、ウィル・スミスの精神は正常を保つことが出来たのではないでしょうか。

よく、「孤独」を表現する言葉として、「孤独は一人の時に感じるものではない、本当の孤独とは集団の中で感じるものだ」というのがありますが、
そんなしゃらくさい言葉を無にしてしまうようなシーンです。

そんな絶望的なシーンの連続で、でもそこがとても心惹かれるわけですが、
でも、
そこまでです。

この映画のキーでもあります、


「感染者」


これが出てきてからのこの映画は面白くなくなります。
いや、正確には一番最初の登場の時は不気味で面白いのですが、なんか、感染者のリーダー的なヤツが目立ち始める辺りからツマラナクなるのです。

ウィル・スミスが感染者の一人を捕らえて治療を試みるのですが、なかなかうまくいきません。
で、レポートとしてそれまでの経緯と感想を口にします。

「まるで退化しているようだ」と。

でも、次のシーンから感染者はウィル・スミスに対して罠をかけます。


知恵を使い出すんです。


しかも、


その罠に、


ウィル・スミス君まんまと、


嵌ります。


コラッ!
自分で退化したとか言うときながら、その感染者のかけた罠に嵌るな!
しかも、罠のネタは一度自分が仕掛けた罠だろ!!

この辺からオイラのテンションはがた落ちです。
で、
中でも一番テンションが落ちたのは、


世界で生存しているのは



1人ではなかった


ことが分かった時です。

そう、
何人か生き残っているようなんですよね。
この時点でオイラ、半分以上見る気をなくしました。

だって、
地球最後の生き残りのはずでしょ?

たった一人のはずでしょ?

だから、前半が面白かったんだから・・・。
それを、途中から他にも免疫のある人がいて、しかも、


健常者達の村があるって・・・・・Σ( ̄□ ̄;)


なめとんのか!?(▼□▼メ)


後半の感染者がウィル・スミスの家を襲撃するシーンも「は?」というような感じで、例の感染者のリーダーが

「進め〜!」

みたいに号令をかけるのですよ。
地上から攻める部隊、屋上から攻める部隊、左右に分かれて


実に組織的です。


オイラは見てて思いました。



意識あるじゃん!!(ノ°▽°)ノ



まぁ、今考えると、その前にウィル・スミスが捕らえた感染者は、もしかしたらこのリーダーの恋人なのかもしれないと思うわけですよ。
(捕らえた感染者は女性で、リーダーは男性)
で、となると益々、意識はあるんじゃなかろうかという考えにいたるわけなのだが・・・。

とにかく、
中盤までがやたらと出来が良かっただけに後半のハリウッド的なノリが裏目に出ている。
最後まで地味にいっても、いや、最後まで地味にいった方が、本当のレジェンドになったのじゃないかと思う。

あと最後になるけど、
どうもウィル・スミスが学者には見えないんだよなぁ・・・。


アイ・アム・レジェンド
時間:100分
出演:ウィル・スミス
監督:フランシス・フローレンス

コメント

コメントする









この記事のトラックバックURL

トラックバック機能は終了しました。

トラックバック

▲top