演出は神である!

劇団十夢の演出です。
芝居を作る上での苦労話や映画・演劇を観た感想などを独断と偏見にまみれて書いていこうと思います。
(映画は★10点満点で採点してます)
どなた様もお気軽にコメントください。

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2009.01.07 Wednesday

アフタースクール

神の採点:★★★★★★


アフタースクールです。

翻訳すると「放課後」ということなんでしょうが、中々にうまい題名だと思います。
オイラ、あまり邦画は見ないのですが、結構面白い映画でした。

ただ、この映画の場合、うたい文句で「騙される」は使わない方が良いのではないかと思うのです。
まぁ、そのうたい文句があったから観たオイラにこんなこと言われても説得力はないかもしれませんが。。。
やっぱり「騙される」みたいなうたい文句があると、騙されないように観るわけです。
冒頭部分から伏線を一々チェックしたりするわけです。
ストーリーを素直に見ることが出来ないんですよね。

うたい文句は観客動員の大きな武器になるかもしれませんが、映画そのものを楽しめるかというとまた別問題なわけです。

昔、ドンデン返しで有名になった「シックス・センス」ですが、あの時は巧妙でした。
映画のプロモートで、「ドンデン返し」という言葉は使ってないんです。

「この映画のラストは話さないで下さい」

としか言ってないんです。
だから、ラストに何かあるとは思っていても、ストーリーを斜めから見ることはありませんでした。
シックス・センスの場合はラストがたまたま「ドンデン返し」だったわけです。
シックス・センス=ドンデン返しという図式は公開が開始された後の話です。

このアフタースクールも同じように「大人の放課後」をテーマとした「生き方を見つける映画」として売り出しておいて、
実際には「ドンデン返しもありました。」の方がもっと話題になったと思うのです。
ドンデン返しを観せるための映画なら他にもっとテーマはあるはずですから。


ただ、


それをやるにはチョット「大人の放課後」が弱かった気がします。
すれた生き方をしている探偵や、青春時代の恋が忘れられない教師や、人が良すぎて貧乏くじを引いてしまうサラリーマンの「放課後」がイマイチ伝わってこないのです。
だから、
ラストシーンの探偵が逮捕される時の痛みが弱いのです。
あのシーンはある種、青春の決定的な終わりが描かれています。
「クラスに一人はいる」というのは捻くれて自分の殻に閉じこもっているくせに偉そうな事を言う生徒のことだけを指しているわけではないと思います。
学校を卒業し世間に出た時に、いろいろな出来事を経験して行く内に人生を踏み外してしまう奴が一人はいる、ということも言いたかったのではないでしょうか。

でも、

それはお前がお前の人生に立ち向かえなかっただけなんだ、と。

お前がお前自身を信じられなかった結果なんだ、と。

内田監督はメッセージを込めたかったんじゃないかと思うわけです。
いや、全然違うかもしれんけどね。
でも、だとしたら・・・・やはり登場人物たちの「大人の放課後」に深みが欲しかった。



んで、最後になりますが。

大泉洋は飄々としている。
本作品はそれが良い。
(他の作品観たことないけど)


あ、今回なんか


初めて普通のレビューっぽくない?


アフタースクール
時間:102分
監督:内田けんじ
出演:大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人

2008.12.11 Thursday

NEXT -ネクスト-

テンポは良い映画。


ただ、それだけ。


時間も90分と短いのでダレずに観る事が出来ます。
この映画はこの2つを褒めたら後は何も残りません。
ニコラス・ケイジというそこそこ有名な俳優を使い、そこそこのお金と時間をかけて撮影したのに、
テンポと上映時間の話をしたら、以上終了です。

制作側は何を考えているのでしょう?

「2分後の世界が分かる」このネタだけで創ったシナリオです。
テーマも何もありません。

ネタありきで、

且つ、



ネタだけ


の映画です。
最近多いですよね。ネタで引っ張る映画。
アメリカの映画はこれからもドンドン面白くなくなるでしょう。

え?

なぜネタだけで作られた映画だと言い切れるのかって?
それは、下記の疑問からです。
ネタバレに繋がるクエスチョンなのでまだ観てない方は↓下記は気をつけて。

(1)FBIはどうやってクリスのことを知ったの?
(2)FBIは2分しか先が見えないことを分かってもクリスにこだわった理由は?
(3)テロリスト達はどんな大義名分があって事件を起こしたの?

これらの疑問はストーリーに深みを与える重要クエスチョンです。
ですが、これらの説明は一切無しです。
特に、敵であるテロリストの説明は全然ありません。
「テロリストって言っとけば悪い奴らってわかるでしょ?」という考えがビシビシと伝わってしまいます。



舐めとんのか!?(`m´#)



少なくとも作品に対する愛情なんてありません。
使い捨ての映画です。
キャストもスタッフも、もうこの映画のことなんて覚えてないかもしれません。
本当に”消費”するだけの映画です。



で、その肝心のネタなんですが、この制限も超が付くほど「ご都合」です。
「自分に関することで2分先まで予知できる」
これがメインのネタです。

で、サブのネタが、
「運命の恋人の未来は相当先まで予知できる」です。



・・・・・・・。




「はぁ?」(´Д`)



でしょ?
このサブのネタを把握してないと、観終わった感想が
「2分先までしか予知できないんじゃないの!?」になります。
多分、結構多いんじゃないかなぁ・・・。

あと、シナリオ的に面白かったのは、
90分の短い映画なのに、悪者のテロリストと戦うのは30分位なだけで、


大半はFBIとトラブってるだけですからね(笑)


捕まって拷問(目を強制的に開けさせる器具)とか受けてるし。


観てる側からするとFBIの方がよっぽど悪者です。


人の恋の邪魔すんじゃねぇ!です。


と、何とかここまで文章を書きました。
結構、無理やりです。


あ、でも最後に。



アメリカ映画、



核を簡単に考えすぎ。


NEXT -ネクスト-
時間:95分
出演:ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア
監督:リー・タマホリ

2008.11.13 Thursday

パコと魔法の絵本

神の採点:★★★★★★★★

いやー、極端な映画だと思います。

この作品、理解できない人には



絶対に理解できません。



多分、見ててもイライラしてしまうでしょう。
そのぐらい、見る側を選ぶ映画です。
でも、
”入れる”人には



号泣<(T◇T)>



間違い無しの映画です。
で、
オイラは星の数の通り、”入れる”側の人間でした。

号泣はしなかったけどね。

原作が原作なので、映画自体が演劇的つくりです。
”ダメ”な人はこの辺がダメなんでしょうね。
演劇はある種、「観客にノリを強制する部分がある」ので、
あくまで客観的に見たい人にはツライのでしょう。

(「ノリを強制する」というのはかなり乱暴な言い方ですけどね。でも、それがうまく作用すればそれが演劇の一番の特徴だったりするわけです。別に強制して”笑え!”といってるわけでも、”泣け!”といってるわけでもないですよ)

とにかく、前半からハイテンションとハイテンポでグイグイ進めていきます。
登場人物同士の掛け合い、カメラ目線の演技など、とても演劇的です。

しっかし、役所広司は演技うめぇなぁ・・・。

あんな



サリーちゃんのパパ



みたいな格好してても全然負けてないもんな。
すげぇよ。

でも、
だからこそ、

パコ役のアヤカ・ウィルソンが残念でならない。(・ε・)

いや、可愛いのよ?
すんごい可愛いのです。
天使の笑顔です。

でも、


それだけです。




演技面では足を引っ張る、引っ張る。
中島監督も、もう少し演技指導してもよかったんじゃないか?と思ってします。

でも、でも、


「天使の笑顔」


これはこれで勿論、”今の”アヤカ・ウィルソンだからこそ出来る表情であることには変わりは無いのですけどね。
オイラが演出という立場な以上、やっぱり気になることろなのですよ。
オイラが役者だけの人間なら

「可愛いなぁ〜。ロリコンって言われても悔いはないなぁ〜。」

になるのでしょうね。
演出なんて悲しい生き物です。


とにかく、全編を通してハイテンション・ハイテンポで話が進んでいきます。
笑いと泣き所がコロコロ変わりながら進んでいきます。

ここが、オイラのポイント減でした。
泣き所があるのは良いのです。
シーンも良いです。
でも、
泣き所の後の笑いがあまりにも早すぎて「余韻」を楽しめませんでした。
ここが残念です。
何箇所か泣き所があるのですから、1箇所、2箇所ぐらいはガッツリ泣かせてもいいんじゃないかと思うのでした。

んー。勿体ない。


でも、本当に、今年見た映画の中では一番だったと思います。
人によっては「これならDVDでもいいんじゃない?」という人もいるでしょうが、オイラはこれは劇場で見るべきだと思いますけどね。


ところで、
この色彩豊かな世界観ですが、「どこかで見たなぁ」と思っていたら思い出しました。

宇多田ヒカル「traveling」のミュージック・クリップです。

あの世界観に似てるんですよね。
色彩が。

しかもオイラ、「traveling」のDVD持ってるんですよね。
どうりですんなり入れたわけです。

うむ。

納得。


パコと魔法の絵本
時間:105分
出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン
監督:中島哲也

2008.11.05 Wednesday

相棒 〜劇場版〜

神の採点:★★★★


一言で言うと「あら?」な映画です。

オイラ、このシリーズのドラマは見たことありません。
ので、
純粋に映画の内容だけで判断すると、「あら?」なのです。

「相棒シリーズ」好きの為の映画なのでしょうから、それでいいのでしょうけど。


さて、
何が「あら?」だったのかというと、いわゆる一つの盛り上がりです。
中々スケール感のある展開なのに、爆発・炎上シーンになるとチャチイのです。


TVドラマの予算で映画を作ったのか?


ってなくらいにチャチイのです。
今更映画の爆発・炎上シーンを見て「おぉ!」と感動したりする人はいないでしょうが、
でも、だからこそ、そういうシーンで手を抜くと「あら?」になるのです。
いや、手を抜いているわけじゃないんでしょうけど・・・。
見ていて、盛り上がりのシーンで急に”炎上セット”というスタッフ側の姿が見え隠れするとちょっと言いようの無い恥ずかしさがつのります。

いや、コッチが恥ずかしがっても仕方ないんですけどね。

あと、
この相棒シリーズは水谷豊演じる杉下右京の頭脳と、寺脇康文演じる亀山薫の行動力が組むことによる相乗効果で事件を解決していく、というのが面白さなのであろうけど、
(実際は分からんけどね。ドラマ見てないから)
今回、亀山君、


あまり活躍しないね。( ̄д ̄)


先に挙げた炎上のシーンも杉下君のシーンだしね。
あれって本当なら


亀山君の担当


だよね?
だからこそ2人のコントラストがハッキリして面白いと思うのだが。


あと気になったのは犯人像に関すること。
どうも犯人とチェスが結びつかないんだよなぁ・・・・。
イメージ的なものなのでしょうがないのですけどね。
にしても、遠回りしすぎで矛盾している。
ファイルを白日の元に晒すことが目的ならおとり犯人をでっち上げるのは手間なだけ。
目的の為の手段に凝り過ぎて


目的を見失った感じ。(ー"ー )


ですな。
自らの手で殺人を犯す度胸や力が無い、と解釈することも出来ないことはないが。。。
死期が迫ってる割には手順の多い方法を取るなぁ、と思いました。



でもですね、ストーリーはそこそこ面白いですよ。
あ、正確には「ストーリー展開」は、です。
動機が転換して、犯人も転換する「ストーリー展開」は良かったと思います。

あと、主人公の刑事2人と犯人の演技は良かったです。
でもこれは演技力云々よりも、単にオイラ好みだっただけかもしれませんが。


総体的に見ても楽しめる映画だったとは思います。

ただ、
実際に起きたイラク人質事件が題材になっているようですが、このストーリーは正直「?」です。いや、オイラの中でね。
映画の中では「政府」だけが悪者になっていますが、あの事件はそうではないですよね?
(もちろん映画の中でもちょっとはマスコミのことを言ってるけどね。でも本当にちょっとよ、ちょっと)
「政府」「マスコミ」が一般大衆の意識を扇動した大掛かりな催眠術だったはずです。
そして、それが一般大衆に見透かされて「政府のあり方」「マスコミのあり方」が問われた事件だったはずです。

オイラには、

この映画自体が、

原因を政府だけに押し付けようと扇動しているように感じられたのでした。




・・・・。



はい。



もちろん、




考えすぎです。


相棒 〜劇場版〜
時間:117分
出演:水谷豊、寺脇康文
監督:和泉聖治

2008.09.09 Tuesday

崖の上のポニョ

神の採点:★★


崖の上のポニョです。


星2つ、です。



・・・・。



はい。


またやっちゃいました。(-_-;)


今ここでハッキリと言い切ってしまいます!




ジブリは終わりました。(≧ロ≦)



オイラが「この映画が好きだ!」と思える作品はもう、



絶対に


作れません。

マスコミは権威主義であり、話題好きであり、癒着もあるでしょうから褒めるでしょうね。
「ツマンネー」と思ってても褒めるでしょうね。
作品の評価をすることが仕事じゃないんですもん。
「ジブリ作品」は「褒める」ことが仕事なんですもん。
えぇ、そりゃどんな作品でも褒めるでしょうよ。

でも、

オイラはマスコミではないので言います。



駄作です。


良いところが一つもありゃしません。
正直、星も2つは「あげすぎかなぁ」と思ってるくらいです。


まず、
星を低くしている一番の原因は、”ストーリー”です。
本筋はまぁ、いいんですけどね。
細かいところの説明がないので、自分の頭で考えて補完するしかないんです。
この「説明不足」は最近のジブリ作品全てに当てはまります。
おそらく、設定はあるんだと思うのです。
でも、その設定を説明しない。
で、その辺のことは観客任せ。




・・・ジブリってそういうアニメだっけ?( ̄Θ ̄;)


「設定」を見ている人に委ねるなよ!
だからいつも消化不良をおこすのです。
まぁ、設定全てを詰め込んでいたら2時間のアニメは作れません。
150分から180分くらいはかかってしまうかもですね。
でも、
だったら「そうせいや!」とも思いますし、どうしても予算的都合があるのなら、



そもそもストーリー見直せや!(`ε´)


と思うのです。

今回の「崖の上のポニョ」でいうと、特に多いのが「フジモト」絡みの説明です。

・フジモトはなぜ人間をやめたの?
・フジモトが作っていた命の水ってなに?何の為に作ってたの?
・フジモトとグランマンマーレの出会いは?
・フジモトは何故最初からキチンと宗介と話をしないの?
・フジモトは何故一人であんなに焦っていたの?
・世界が終わるみたいな話だったけど、何故?どういうこと?


でも、実はこれらの説明は「崖の上のポニョ」の公式サイトに補足説明があったりします。
また、Wikipediaでも記載されていたりします。
そう、探せば答えはあるのです。




探せば、ね。( ̄д ̄)



「意味合い」や「象徴」なら説明は要りませんよ。
でもね、必要最低限の設定はちゃんと説明しましょうよ!!!
PC持ってて、ネットに繋がってるから探せますよ?
調べられますよ?
でもね、
全ての人がPC持ってるわけでも、ネットに繋がってるわけでもないんです。
メディアミックスを前提とした作品じゃないんだから、映画のみで完結しない説明不足は絶対に制作者側のミスです。

第一オイラだって、ブログを書くからいろいろ調べたんであって、そうじゃなかったらワザワザ調べませんよ。
ましてや、メインターゲットが子供達だったらなら尚更です。
これでは伏線を張るだけ張って、



張りっぱなし


にした「エヴァンゲリオン」と変わらないですよ。
ま、コチラは謎解きを楽しむことが前提となっているのでまだ許せるのだが・・・。




ポニョで謎解きって・・・。( ̄д ̄)




宮崎駿は観客に何を求めてるんだ?(・ε・)



とにかく、最近のジブリ作品は本編で完結しなさすぎです。
120分で詰め込めれないなら初めからそんなに複雑にしなければいいのに。
登場人物も多すぎだろ。
余計な人物が登場するから余計なシーンが増えるんだ。
で、
結果、重要な部分が説明不足。

って、いうか、



”重要な部分”の選択を間違えてる気がする。



声優陣もイケテません。

台詞回しにOK出してる人って誰?

宮崎駿?

何でこれでOK出せるの?

分かりません。

「隣の山田君」の時は「あえて」という意図が伝わりましたが、今回は酷い。
タレントはあくまでタレントであって、プロの声優ではないんです。
なぜプロを使わないの?

分かりません。


音楽もそうです。

オイラは久石譲の曲は好きです。
ホントに好きです。
自分の演出する芝居でも使用するくらい好きです。

でも、

こーゆー系の映画に使われる久石譲の曲は、




飽きた。┐( ̄ヘ ̄)┌



んで、ジブリの作品も嫌いじゃありません。
むしろ、好きです。
(最近の作品は嫌いですけどね。)

オイラの一番好きな映画は「ラピュタ」ですから。



だからこそ、言いたい。




聞きたい。




宮崎監督、




キチンとした作品、





創る気ある?(# ̄3 ̄)



崖の上のポニョ
時間:101分
声優:奈良柚莉愛、山口智子
監督:宮崎駿

2008.09.06 Saturday

ボンボン

神の採点:★★


久しぶりの「映画」の更新です。



なのに星2つ・・・・。( ̄□ ̄;)



いや〜、やっちゃいましたね。

この作品は公開当初より、ようこちゃんがチェックを入れていた作品です。
大の犬好きのようこちゃんには堪らないのでしょう。

さて、あらすじですが、長年勤めていたガソリンスタンドをクビにされたお爺ちゃんが、ひょんなことから飼うことになった犬と旅をする映画です。
「わらしべ長者」的な映画と紹介されていることもあるようですが、どうもオイラにはその”わらしべ率”(そんな確率があるかは知らん)が、不明確で分かりづらかったのです。
おそらく、イベントが発生する度に儲けられる金額が大きくなっていっているのでしょうが、どうもその金額の多寡が分からないのです。

そもそも、


キチンと入金されているのか?( ̄  ̄!)


という余計な心配をしてしまうのです。
だってお金受け取る描写もないし、いつも途中で辞めになるんだもん・・・。


で、星2つな以上、ツッコミ所はあるわけで、

まずボンボンを飼うことになる理由である。
お爺ちゃんが車を運転中、路肩に故障して往生している車を見つける。
お爺ちゃんは好意で修理をするのだが、そのお礼にとお茶に誘われる。
で、何故か車を修理してもらった家族から犬をもらうのである。
亡くなった主人のビジネスのネタらしいのだが、形見ともいえなくもないその犬をアッサリあげちゃうのである。
「その方がこの犬も幸せだと思う」とか勝手な理由を付けて。


これって完全に



スルーパスだよね?( ̄Д ̄;)



お前、犬飼うのが面倒くさかっただけちゃうんか!?と思いました。

で、
そこから倉庫の見張り番やらドッグショーやら各地を転々とするわけなんですが、オイラが引っかかったのはその”ドッグショー”です。
この映画の主演のお爺ちゃんは”素人”さんらしいのです。
キチンとした役者ではなく、素人さんです。
それは映画を見る前からネットの情報で読んでいたので、そういう目線で観ていました。
でも、なかなか良い表情をするなぁと思っていたのです。



見終わるまではね。(」゜ロ゜)」


あのね、
お爺ちゃんのね、
何だか哀愁の漂う表情を良いなぁと思っていたのです。
「ドッグショーで儲けよう!」と誘われているときも、「犬でお金を儲けるなんてコイツ(ボンボン)が可哀想だ」というような表情をしていたのです。
そんなセリフはありませんでしたけどね。
でも、そういう表情に見えたのですよ。

でもね、
ラストも普通に「この犬の種で商売していく」みたいなことを言っていたので、全然そういう商売も”有り”だったらしいです。
見終わった後で分かったんだけど、そういう表情をしていたわけでなく、

単に、



そういう創りの顔の人



だったようです。(;´д` )


アルゼンチンの映画で、言語がスペイン語です。
台詞回しが上手いかどうかなんて分からんもんね。
表情で判断するしかないんだもん・・・(泣)


とにかく全編を通してユル〜い映画です。

あ、

でもね、

この映画はオイラの映画の常識を覆すほど凄いことしてます!!


それは、ラストの盛り上がりのシーンです。
起承転結でいえば、「転」と「結」の間の盛り上がりです。


サスペンス映画であれば「謎の解明」であったり、「犯人推理」であったり、
スポーツ映画であれば「逆転劇」であったり、「強力な助っ人の登場」であったり、
恋愛映画であれば「告白」であったり、「決定的な別れ」であったりします。
とにかく、映画には盛り上がりのシーンというものがあるのです。


ボンボンのクライマックスは凄いですよ〜!

ある意味、星2つは、このシーンをクライマックスに持ってきた監督のセンスに捧げています。



では!?

ボンボンのクライマックスで映し出されるシーンは何か!?



それは!!!!!!!!




なんと!!!!!!!!




犬の交尾です。(T_T)



ボンボンがメス犬に後ろから覆いかぶさって頑張っております。


アヘアへです。


カクカクです。


もう、好きにしてください。。。。



カルロス監督、


君のセンスに、


乾杯。



ボンボン
時間:98分
出演:フアン・ビジュガス、ワルテル・ドナード
監督:カルロス・ソリン

2008.08.12 Tuesday

ウォーターボーイズ

神の採点:★★★★


採点が辛いようですが、決してキライじゃありません。
いえ、むしろ気が滅入っている時はこーゆー映画に救われます。
悪い意味ではなく、「ライト」な感覚が観ているコチラを元気にしてくれます。

この手の作品で10点満点を取るのは難しいと思います。
良くて6点でしょうか。
映画に対する好みの方向性の問題ですが、オイラは少なくともそんな感じです。


今回の点数が少なかった一番の原因は「モチベーションの希薄さ」でしょうか。
当然ながらシンクロですから、最初は嫌々なわけです。
そりゃそうです。
でも、急にやる気になります。

それも、



すんごくやる気になります。( ̄^ ̄)



見てて、



「え、何で?」状態です。Σ( ̄□ ̄;)


これが見ているオイラにとってスンゴク冷める要因となってしまったのです。

少年たちの素朴な演技も、

ウォーターボーイズの特徴でもある素敵な音楽も、

フォローするには到りませんでした。

(ちなみに、ウォーターボーイズの曲はどれもオイラ的にストライクでいい感じ)



それにしても竹中直人という役者はつくづくオイラにとっては「?」な役者である。
いや、役者ですらないんじゃないか?と思ってしまったりもする。
どうもキャラの濃いタレントが台本のセリフにあわせて変わった動きで演技をしているようにしか見えないのですよね。
オイラはそれを演技力というつもりはありませぬ。
どなたか、「竹中直人の演技はこんなに凄いんだぞ!」という作品をご存知でしたらご紹介下さい。

偏見なしで冷静に見てみます。

で、

やっぱり駄目だったらまた書きます。



ボロクソに書くかもしれません。(▼□▼メ)



で、

もし考えが変わって、「竹中直人は凄い!」と思ったら・・・
(いや、凄いとは思うんですけどね)



その作品を教えてくれた人にコッソリ謝ります。



コッソリね。



で、主演の妻夫木聡や玉木宏について触れないのはスルーの方向で(笑)



ウォーターボーイズ
時間:91分
出演:妻夫木聡、玉木宏
監督:矢口史靖

2008.03.25 Tuesday

プレステージ

神の採点:★★★


んー。( ̄д ̄)

な、作品です。
面白い?ような、面白くない?ような感じです。

まず、お約束の煽り文句「あなたもきっと騙される」的な文章ですが、
謎は全然謎じゃないです。
ロバート側のトリックも、アルフレッド側のトリックも見てて途中で分かります。
何でこの程度の謎でここまで大風呂敷を広げられるのか、


そっちの方が謎です。


しかも、冒頭に「この映画の結末は決して誰にも言わないでください」って・・・。
この映画の面白味ってそーゆーことではない気がするが・・・。


この映画を観た方は皆さんそうだと思いますが、
オイラも謎やドンデン返しを期待して観ることにしたのです。
が、
それは全然謎でもドンデン返しでも無かったのです。

でも、それでも見ごたえはあったので、
面白かったのか?
面白くなかったのか?
に、なるのです。

う〜ん。困った。困った。

・・・・・。

よし。



気になった点だけ挙げるとしよう。



まず、
主役の2人の性格が良くないので途中から観てて腹立つ。
「嫌な奴やなぁ〜」と思いながら観てました。
でも、エンターテイメントに全てを捧げた人間というのはそういうものなのかもしれません。
周囲を巻き込んで、プライベートを犠牲にして初めて成功するものなのかもしれません。うむ。オイラには真似できんな。
主眼を何におくか、目的が何か、の問題だと思うが、
彼らの目標はショービジネスで成功をおさめる事なのだろう。
オイラはそんなことにあまり興味はありません。
自分と自分の周りの人が楽しんで生活を送れればそれで満足です。

う〜ん。
実際に文章にしてみるとツマラナイ目標ではあるな。
でも本心なのだから自信を持とう。


で、
これがこの映画をツマラナクしている一番の原因なのだが、



ロバート側のトリックがSFって・・・・。



以前のブログで、「プレデター」について、「こーゆー展開もアリだな」と思える柔軟性についてコメントしたことがあるが、これはダメでしょ。
散々リアルで引っ張っといて後半でいきなりSF要素が入るのはいただけない。
その時点でオイラの興味度数が一気に下がりました。


それはアカンやろ〜!Σ( ̄口 ̄;


です。

あと、前半の、特に出だしの部分なのですが、場面が現在と過去を頻繁に行ききします。まだ登場人物を把握していないのに回数が多い上に、立場がロバート側の場合とアルフレッド側の場合があるので余計に混乱します。
監督が「メメント」を撮影したクリストファー・ノーランなので、



わざとか?( ̄へ ̄;



と、勘繰りたくなります。
「メメント」は混乱させることが狙いなので楽しめるのですが、このストーリーで混乱させる意味がありません。
もっとお客さんに分かりやすい進めかたにした方がよかったんじゃないかなぁと思います。
心に余裕のない時にこれ観てたら、オイラ途中で止めてたかも(笑)


ただ、見終わった後、
「あのシーンはこういうことだったのか」とか、
「あれはこのシーンの伏線だったのか」などと考えるのは楽しいと思います。
ストーリーを楽しむのではなく、登場人物の立場や都合をメインに捉えると良いのではないでしょうか。


最後に、
今回のクリスチャン・ベイルはトム・クルーズに似てる。
気になってしょうがない。
でも、
確実にトム・クルーズよりは演技がうまい。


プレステージ
時間:130分
出演:マイケル・ケイン、クリスチャン・ベイル
監督:クリストファー・ノーラン

2008.03.16 Sunday

アイデンティティー

神の採点:★★★★★★★

久しぶりに映画を見ました。
前回のラッシュアワー3を見てからだから約2ヶ月ぶりくらいでしょうか。
こんなに長い期間映画を見なかったのは記憶にありません。
最近、いろんな事がありすぎて精神的にリフレッシュしたかったので無理やり時間を作りました。

そうなんですよね。
時間とは、「作る」ものなんですよね。

で、精神的にリフレッシュしたい割にはこんな映画を選んでしまったわけですが、

いや〜



面白かった。(*≧∇≦)


採点をご覧いただければ分かると思いますが、高得点です。
ただ、星は全て「シナリオ」に贈りたいと思います。
そのぐらい斬新なシナリオでした。
時間も90分と凝縮されています。
単純なサスペンスだと思って見ると足元すくわれますよ。

(注)
ただし、この映画を面白いと感じられる人はある程度、思考の柔軟性を求められると思います。
ジャンルは全然違いますが、
「プレデター」を戦争映画だと思って見て、実際にはエイリアン物だったことにマジ怒りをした知人がいますが、ソイツには勧められません。
「こういう展開もアリだな」を楽しめる人じゃないと難しいかもですね。
でも、映画ってそういうもんでしょ?



で、
この映画はストーリーが全てなので、内容には触れないようにします。


じゃぁ褒めている割には星7つで、何で10じゃないのよ、とお思いの方もござりましょうが、そこにはそれなりの理由があるのです。
まず、
キャストですが、あまり演技が上手なキャストがいません。
ストーリー的な問題から個人に「華」がありすぎてもいけません。
ですので、今回のキャストは脇役だらけを集めたのだと思いますが、脇役だからこそ演技力を持っているはずなのです。
(洋画の主役は演技力なんか無くても華があればOKなのです。)
ですが、アイデンティティーに出演している役者の演技はそれほどウマイとは思いませんでした。
監督から抑え目な演技を要求されているのかは不明です。
このストーリーに加えて、「名脇役たちの演技合戦」が見られれば星9つは出しても良かったと思います。
後の星1つは「音」です。
BGMや効果音が「効果的」ではありませんでした。
もちろん、音で魅せる映画ではないので構わないのかもしれませんが、でも、前半のサスペンス色が濃い場面では音をもっと効果的に使用した方が引き込まれたかな、と思います。



この映画はドシャ降りの中で展開されていくのですが、雨のイメージが強すぎて、見終わった後、外へ食事をしようと家を出る時に、思わず傘を持っていくところでした(笑)

今回は内容に触れていない為、ほぼ赤文字なしです。
でも、皆さんも一度見てみてください。
「なるほど、こりゃ確かに内容には触れられんな。」と、思うはずですよ。


でわ、また。


アイデンティティー
時間:90分
出演:ジョン・キューザック、レイ・リオッタ
監督:ジェームズ・マンゴールド

2008.01.30 Wednesday

ラッシュアワー3

神の採点:★★★

ラッシュアワー3を見ました。

それも、


飛行機の中で。


そうです。
オイラ、フィリピンに行って来たのです。(^▽^笑)

で、

こう書くと思われがちなのが、
「いいなぁ〜。遊んできたんだぁ〜。」
と思われがちだが、ハッキリ言っとく。



仕事です!(T△T)


「フィリピンにコールセンターを立ち上げる」
これがオイラの仕事のニューミッションです。


滞在期間は2泊3日。
これで
「事務所を決めて契約」し、
「机・イスを23台ずつ購入し、搬送し、レイアウトを整え」、
「電話業者を呼び、配線の確保をして、電話機を購入」し、
「テレアポ候補50人の面接をして20人に絞り」、
「コールセンターのライセンスをマニラ市役所に申請」し、
「営業ツールと顧客リスト5万人分を大まかにまとめ」、
「コールセンターの社内規定を作成」しました。


遊んでいません。

一切、遊んでいません。



て、いうか



寝てません!<(T◇T)>わぁああああ!


これだけの業務を72時間でやろうとしたら、寝てられませんよ。
食事だってまともに採ってません。

カロリーメイトです。
現地の食事はほとんど食べてません。

この旅の内容書き出したら長いですよ。
ハプニングだらけです。

だって、オイラ



英語、一切しゃべれないし (」゜ロ゜)」


海外旅行、




初めてですから Σ( ̄口 ̄;



自分で言うのもなんですが、
はたから見たら爆笑間違い無しですよ。
「はじめてのお使い」なんて目じゃないくらいハラハラ・ドキドキさせる自信あります。

ま、気が向いたら書くかもしれません。
とりあえずカテゴリ違いなので、ここでは1つだけ、旅行の時にあったことを書きます。



オイラ、自分でも薄々気づいてはいたのですが、日本人離れした顔をしてます。

あ、西洋系ではなく、


思いっきり東洋系で、です。


で、
フィリピンへ発つ前に現地ガイドの人へお土産を買っていこうということになり、(旅行はオイラを含め2名)タバコを買っていくことにしました。
同伴者は他の商品を見てくるといって場所を移動します。

オイラはタバコ2カートンを手にレジに並びます。
前の人はお金を払い、お釣りを受け取るだけだったので、直ぐにおいらの番になりました。

「いらっしゃいませ」
店員さんはそういってオイラの手からタバコを受け取りました。
女性の店員で、とても丁寧な対応です
オイラは財布を取り出そうとしました。

と、店員がオイラの顔を見て言いました。

「エアーチケット、プリーズ」

「ん?」とオイラは思いました。
英語の全く出来ないオイラですが、その位の英語なら分かります。

分かります、が、


分からないのは、




何故、英語?( ̄□ ̄;)





「?」という顔をしているオイラを見て、店員さんも「?」という顔をします。


しばし間・・・・・。


「チケットですか?」
オイラの言葉にちょっと驚いたような顔をして、

「あ!は、はい。お願いします。」
と店員さんは日本語で答えました。

オイラはチケットを渡し、5千円を払い、お釣りを受け取り、レジを離れました。
前を見ると、同伴者がクスクスと笑っています。


「お前、日本人だと思われてなかったな」



・・・・・・。


いえ、いいんですけどね。
薄々分かっていたことですから。



で、話は帰りの飛行機のことです。
マニラ空港、離陸前のひとコマ。


早目に搭乗し、席に着きます。
寝てなかったので、唯一、ゆっくり眠れる時間です。
荷物を足元に置き、早速シートにもたれかかりました。
同伴者は飛行機が込んでいた関係で離れた席に座っていました。

皆さんも知っているとは思いますが、外国から日本へ帰る時に、関税で提出する紙があるのです。
名前や、パスポート番号、現地で購入した商品名や、数などを記入し、関税に提出します。
その紙は、日本人バージョンと、外国人バージョンがあるのです。

フィリピン人のスチュワーデスがオイラの席の横に来て、その紙を渡そうとしました。

で、スチュワーデスがオイラに質問するわけです。

「アー、ユー、フィリピン?」


・・・・・。
な、わけないでしょ。


「ノー」

オイラは短く答えます。


「アー、ユー、チャイニーズ?」


・・・・・。


「ノー!」

オイラは短く答えます。



「・・・・・・。」


黙るスチュワーデス。
その間は何だ、その間は。



「アー、ユー、ジャパニーズ?」


「イエス!」
オイラは即効答えました。



コラ〜ッ!Σ( ̄ロ ̄lll)




この飛行機は、




成田行きだ!!!!!!



日本人に決まってるだろ!

3回目ってどういうことだよ!!!!



でも、ま、この程度のアクシデントは序の口だったのですよ。。。。。
今回の旅行は。


で、超長い前フリだったわけですが、ラッシュアワー3です。
吹き替えで見ました。
何でだか知らないけど、字幕が中国語なんだもん。( ̄_ ̄|||)


映画自体はジャッキー映画という事もあり、多少のことは目をつぶるつもりなのですが、
今回ひどかったのは「吹き替え」です。

一言で言うと、「へたくそ」だったのです。

素人かッ!っていうくらい酷いのです。
だから、映画の内容どころじゃないのです。
正直、途中からイヤホン外してました。
重要そうなところだけ、イヤホンをあてて、あとは映像を楽しみました。
ま、映像だけでもかなり伝わりますしね。

真田広之はいくつになってもイケメンですね。
で、吹き替えは本人がやってなかったので、益々酷いことになってるのです。(本人吹き替えのものもあるのかもしれないけど、オイラが見たバージョンはね。)

ストーリーの先は読めるし、アクションは特別凄くないし、パリが舞台なのに日本人のキャストが多く出てるし、何ともいえない作品です。

日本語字幕で見ることが出来たらまだ良かったのかもですね。
でも、改めてみるまでもない映画ですから、見ないですけど。

最後に親玉を撃ったあのオッサンは罪にならんのか?


ラッシュアワー3
時間:91分
出演:ジャッキー・チェン、クリス・タッカー
監督:ブレット・ラトナー

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